IT業界で働くエンジニアの中には、会社員ではなく独立して個人事業主として仕事をする人も多くなってきました。

個人事業主として働くことは、自分の得意なスキルを活かして仕事を選択できたり、勤務時間をある程度自由にできたりと魅力も多いです。

しかし、その分仕事に対する責任が大きくなり、メイン以外にもさまざまな作業が発生します。

忙しい中でも軌道に乗れば充実を図れる個人事業主ですが、個人事業主として長く生計を立てる予定なら法人化を考えてみると良いでしょう。

法人化するメリットとして一番大きいのは、信用度が高まることです。

ビジネスである以上、クライアントとの信頼関係は欠かせません。

そこで法人化しておくことで社会的な信用度が高まり、クライアントとの契約継続や新たな取引先の開拓につなげやすくなります。

また、法人化していると事業継続が期待できるとの理由から信頼を得やすくなるため、金融機関の融資も通りやすい傾向にあります。

長い目で見れば、節税の観点からも法人化しておいた方がおすすめです。

個人事業主として納める所得税は、所得が増えるほど税率も上がります。

法人として納める法人税は基本的に税率が一律なので、所得が増えるなら法人化しておいた方が税負担が抑えられるケースもあります。

ただし、法人化は手続きや経費がかかるため、売上や今後の業績などを鑑みたうえで慎重に検討しましょう。

法人化を迷っている場合には、個人事業主からの法人化計画からヒントを得るのも良いかもしれません。